絵の描き方①
子供の絵は子供の成長、知能の発達によって変化します。
小学校受験では、発達段階、製作過程、個性、潜在的なものが表現される絵画工作が、ほとんどの学校で出題されます。
その考査に重きをおき、合否に大きく関わる学校もあります。
受験を終えた保護者同士で、「もう一度受験する場合、何を早い時期に始める?」と話したことがあります。
そこで「お絵描き!」と即座に答えるお母様がいらっしゃいました。男の子のお母様です。
私には娘しかいないせいでしょうか、意外な答えでしたが、
お絵かきが苦手な子供というのは「何を描いていいのか分からない」、
「お絵描き=お勉強」、「お絵描きに苦戦する子供がかわいそうだった」
という理由で早い時期から絵画教室に通わせ絵の描き方を習得させ、
得意・好きにさせてあげたかったと後悔されたそうです。
我が家ではどのような対策をしていたのかというと・・
娘はお絵描きが大好きで得意な方だと思います。
客観的に、観察力、模写する力があるのだと思いましたが、受験に臨むにあたって心がけたことがあります。
・日常で常にスケッチブックとクレヨン(筆記具)を携帯
・動物園、水族館等、お出かけ先では必ずスケッチの時間の確保
・どんな絵も褒める。何を描いたのか尋ねる、お話する(説明させる)
絵画について振り返ると・・
欲を言えば、絵画教室でプロのテクニックを少し身に着ける時間をとってあげたらよかったと思いますが。
家庭での心がけから、絵画に自信を持つことができ、何よりも楽しんでお絵かきができるという点が、自由に子供の発想を大切にするという意味で大切なのではないかと考えます。